去年の年末ぐらいに閣議決定されたようですが、外国人技能実習生が介護福祉士の国家資格を取得すると日本での無期限就労が可能になるようです。
そのような外国人技能実習生制度の流れもあり多くの病院や介護施設でも、ベトナムからの技能実習生を受け入れ予定で、準備をしているところです。
外国人技能実習生の採用に乗り気ではなかった
ところが、その中心と準備を進めている私はというと、この閣議決定を知るまで、正直な話、あまり乗り気ではありませんでした。
その理由は?
というと、通常、3年、優良施設でも最長5年日本で働くと、母国に帰ってしまうからです。
そうなると人材の蓄積や技術や知識の向上は見込めませんし、外国に採用に行く手間、教育する手間、日本人を採用するより一人あたり二百万円も三百万円も余分に費用も必要になります。
その分、日本人の給与を増額すれば、看護補助者でも責任者を任せられる優秀な人材が採用できると考えているからです。
3年間で三百万円も余分に必要だと考えると、月に八万円日本人の給与を増やす事が出来ます。
それだけ給与を増やせば絶対に優秀な人が来ると断言できます。
そういう考えから乗り気ではなかったのですが、外国人技能実習生が介護福祉士の国家資格を取得することで、無期限就労出来ることになると話は異なります。
例えば、二十五才で入社した技能実習生が、六十五才まで働いてくれたとなると、40年病院に働いてくれる事になります。
介護福祉士取得で無期限就労可能になるので乗り気に
外国人技能実習生が定年まで働いてくれると考えると、知識や技術が蓄積されて、病院や介護施設の運営に貢献してくれるので、三百万円の費用も安いと感じます。
そして、日本語教育などのために手間を掛ける価値があると感じます。
当初の介護職種の外国人技能実習生制度も深刻な人手不足が続く介護分野での救世主になると思っていましたが、更に魅力的な制度になったので、乗り気ではなかった私もやるべき仕事だと自信を持って言えるようになりました。
これからベトナム人を採用する予定ですが、日本に残って働き続ける意欲がある人に対してはその道筋をつけてあげたいと思っています。
面接が楽しみです。