インドネシア人は親日的で、全体的には温厚で、寛容な気質を持っていると言われています。
ただ、仕事や時間に対する意識は日本人ほど高くなく、何事もゆっくりコツコツとこなそうとする一面があります。
また、目上の人や老人を大切にして、特に家族を大事にする一面があります。
インドネシアでは300を超える民族があるとされています。
そして、そのそれぞれの民族によって、特徴や性格が異なります。
たとえば、ジャワ人やスンダ人は温厚な性格を持つものが多いとされて、はっきりとイエスノーを言わないことがあります。
これは、日本人にも似たようなところがありますが、はっきりと回答することを避けて、相手に自分の考えを読み取らせようとする考えが浸透しているようです。
インドネシア人は温厚な性格の人が多い
バタック人は、気性が荒いとされる反面、仕事に貪欲で積極性があり、お世辞を嫌いはっきりとものを言う傾向があります。
インドネシアは、赤道直下の亜熱帯気候で雨季と乾季に分かれます。
雨季でも、日本の梅雨のようにずっと降り続くことはなく、突然降りだしさっとやむスコールになります。
インドネシアは、11月~3月が雨季で、概ね午後になると雨が降り、湿度が高い日が続きます。
特に、12月と1月は大量の雨が降ります。
この時期の気温は、21度~33度で湿度60~90%と非常に蒸し暑くなります。
4月~10月までが乾季になって、この時期はほとんど雨も降らず湿度も低いので、過ごしやすい季節になります。
7月~8月が一番涼しい季節になってベストシーズンです。
EPA看護師候補者の病院説明会に、インドネシアのジャカルタに行ったのが、この時期でした。
晴れ間が広がり気持ちいい天気が続きましたし、カラっとした気持ちいい気候でした。
最終的にEPA外国人看護師候補者で採用したインドネシア人は男性一人女性一人でした。
日本人よりも真面目に誠実に仕事を
男性はイスラム教徒でしたが、そんなに熱心なイスラム教徒ではないようでした。
お酒も健康のためならちょっと飲んでも良い。
豚肉料理も分からなければ食べても良い。
お祈りも1週間に1回ぐらいでいい。
イスラム教徒はもっと厳しい戒律を守らないといけない(毎日決まった時間にお祈りをするなど)と思っていたのですが、全然そんな感じはありませんでした。
非常に明るくニコニコと愛想が良いので、患者様からも喜ばれていました。
女性はキリスト教徒でした。
この女性は、家族思いで、日本に永住して、看護師として仕送りをする事を望んでいるようでした。
勉強熱心で、自分で看護師の専門学校に通い、日々、看護師試験合格に向けて努力しています。
ただ、女性の方は時間や約束にルーズで、この日までに書類を提出するようにとか、話がしたいのでこの時間に来るようにといっても、時間や約束を守れないことが多かったです。
書類の提出なども目的の人がいなかったら全然関係のない人の机の上にポーンと書類をおいて帰るので、そういう日本人的な常識は備わっていませんでした。
しかし、日本で円滑に働くためにはそういうことも覚えてもらわないといけないので、教育することが必要です。