先日、私が入手した情報では来年ベトナム人等の外国人を対象に調理職種の技能実習生の制度が始まるようです。
このブログで紹介している去年出来たベトナム人等介護職種外国人技能実習生に引き続き調理職種までもが技能実習生の対象になりました。
こうなってくると何でもかんでも外国人技能実習生で、本来の目的である日本で専門的な技術を身につけて母国に帰ってその技能を母国の発展に生かすという趣旨がおざなりになって、結局、日本の人材不足を解消するための手段として利用しているとしか思えなくなってきます。
ベトナム人等の外国人を対象に調理職種の技能実習生の制度が
(日本食の勉強をする目的でなかったら、別にベトナムとかの母国でも調理職種の技術は身に付けれると思うので。)
たた、それほどまでに日本の人材不足は深刻なものになっていて、とにかく真面目に働いてくれるのであれば猫の手でも借りたいと言うのが本音でしょう。
(実際に、EPA外国人看護師候補者や介護福祉士候補者や介護職種の外国人技能実習生の働きっぷりをみると、日本人よりもまじめに誠実に仕事をするので、戦力になります。)
そのぐらい病院や介護施設の調理職種の採用は困難を極めています。
私も実際に都道府県内のハローワークの病院や介護施設の給食スタッフや料理人や厨房従業員の求人を見ましたが、恐ろしいほどたくさんの求人が出ていました。
そして、その求人票を調べていくとさらに驚くような事実が分かりました。
なんと、病院や介護施設の調理師や調理員の給与や年収よりも飲食店の料理人の給与や年収の方が明らかに多いのです。
賞与や退職金を入れるとどうなるのか分かりませんが、これだけたくさんの給食スタッフや料理人や厨房従業員の求人票が出ていて、これだけ表面上の給与の差があるのであれば、殆どの人が病院や介護施設を選ばずに、飲食店を選ぶはずです。
調理職種外国人技能実習生は病院や介護施設に朗報
なるほど、そういう目でみると病院や介護施設の調理師や料理院の採用状況がいかに厳しいか分かります。
少子高齢化で労働人口が減って、しかも現在日本の景気が良く、労働条件が良い企業や業種に人が集まりがちです。
日本の病院や介護施設は、国民全員のセーフティネットだと思うので、早くベトナム人等調理職種外国人技能実習生制度が開始されて、従業員の定員を満たし、安心安全な医療や介護が正常に機能するようになってほしいものです。