ヘッドハンティング、いわゆる引き抜きをされそうになったことがありますか?
ある病院事務長は11年間で、直接ヘッドハンティングされたことが2回あるとの事。
きつい仕事や業務もあります。
しかしながら、その事務長は病院での人間関係もそれなりに良好で、理事長や院長からもそれなりに信用されています。
年収にもそれなりに反映してくれているので、退職して転職したいなと思う気持ちが殆どないようです。
病院事務長に対するヘッドハンティングや引き抜きがある
今後も年収は、それなりに上昇すると信じていますし、有給休暇も100%取得して残業もほとんどありません。
よって、他社に転職して、就職するメリットがほとんど感じられません。
ですので、2回とも話を聞いただけで具体的な話を聞かなかったようです。
ただ、こういう引き抜きのエピソードは、多くの事務長が興味を持っていると思いますので、詳しく紹介していきます。
まず、1回目が事務長になって5年目ぐらいでした。
ヘッドハンティングしようとした相手は、損害保険会社でした。
どういう職種でのヘッドハンティングであったかと言うと数年間損害保険会社で働いて、将来代理店として独立するというような感じでした。
年収は、当時のその事務長としての年収より若干劣る程度でした。
損害保険会社からヘッドハンティング
正直な話、全く転職してお世話になろうと思う気持ちにはならなかったようです。
よって、損害保険会社の一方的な話を聞いて、その事務長の方から全くアクションも何も起こしませんでした。
2回目の引き抜きやヘッドハンティングは、2年ぐらい前の事でした。
ある建設会社の元社長で相談役をしている方と部長と3人で話していた時に、その建設会社の部長がうちに 転職して就職してくれたらいいのにと言われたようです。
その事務長もノリで、それはお金次第ですよねというような感じで返答しました。
その後、まあ冗談ですが、そんなことを言っていたら理事長や院長に怒られますねと言ったら、その部長もそれはこっちも困りますというような感じで話は終わりました。
するとその2週間後に、その部長が病院に来られた時に、実は当社で建設業界で働ける人材を育成する為に、学校を作ろうと考えている。
建設会社からヘッドハンティング
その仕事を手伝ってほしいと、相談役がその事務長に伝えてほしいと言っていたと伝えられました。
その話を聞いて、いや、それはまずいですし、無理ですと即座にお断りを入れたようです。
その後 も話が続いて、最終的に病院の仕事は抜きで、プライベートで話や意見を聞かせてほしいと言われました。
その事務長の力を必要としてくれているのでしょうし、ビジネスに関する事で興味もありましたし、プライベートでボランティアなら問題ないかなと思ったので、その程度であれば協力できますと伝えました。
その事務長はヘッドハンティングされる気が全くありませんでしたので、年収等の待遇の話も聞かなかったようです。
全く転職しようと思っていなかったですし、行動も活動もしていないのですが、この様にヘッドハンティングにあったりします。
よって、その事務長は本気で仕事を辞めたくなっても、拾ってくれそうなところはたくさんありそうでだと言っていました。
このエピソードを聞いて当院の事務長は大丈夫なのだろうか?
どこかに引き抜かれて辞めないだろうか。
病院経営で重要な部分を任せているので退職されたら本当に困ったことになる。
そう心配する理事長や院長がいるかもしれませんし、現実にそういう病院もある筈です。
辞められたくない事務長の年収や給与を引き上げよう
はっきり言って、自分の給与や年収を増やして自分が楽しむことばっかり考えている経営者がいる病院ではこういうことは起こりうることです。
病院事務長は対外的にも病院の窓口的にも多くの会社のしかも社長や幹部など権力を持った人とかかわることが多いです。
そして、どの会社も自分の会社を発展させてくれる優秀な人材を求めています。
そこで雑談をしていて優秀だなと思った事務長がその病院の経営方針や給与や年収に不満を持っているという事を知ったら当然、ヘッドハンティングや引き抜きにかかります。
なので、絶対に退職されたくないと思う人材であれば、出来る限り年収や給与を引き上げて辞められないようにしたり、いろいろな面で優遇して配慮する事が必要です。
優秀な人材ほど退職すると決めたら行動は早いので気を付けてください。