インドネシア人EPA外国人看護師候補者とは何なのか?
多くの病院や介護施設関係者は制度を利用 していなくても、その言葉を知っているのではないでしょうか?
EPA外国人看護師候補者とは、経済連携協定(EPA)の発行によ り、インドネシアやフィリピンやベトナムから、母国の看護師資格等一定の条件を満たす外国人が、日本の看護師資格の取得を目的とする事を条件として、一定の要件を満たす病院で、3年間就労研修することを特例として認めるものです。
この3年間に、看護師の国家資格が取得できなかった場合は、強制帰国となります。
非常に可哀想な話ではありますが。
逆に看護師の資格が取得できた外国人は、その後も日本で働くことが認められます。
当院もインドネシアから、2名EPA外国人看護師候補者を受け入れました。
受け入れた理由は、将来の外国人労働者の受入テストケースとしての意味合いが大きかったように思います。
少子高齢化で今後日本は、お客様である高齢者が増えるにも関わらず、そのお世話を担う若者が少なくなります。
インドネシア人をEPA外国人看護師候補者として採用研修
そうなってくると、お客さまはいるのに、サービスを提供する従業員がいないという困った事が起こってしまいます。
その時に、外国人労働者を従業員として採用する選択肢があれば、病院が適正に運営できる可能性が高くなります。
私が勤める病院で、このEPA外国人看護師候補者を採用する事が決まった時、正直、面倒くさいなという気持ちがありました。
それは、文化も違う言葉も通じない外国人を採用して、教育して、看護師免許を取得させる。
インドネシアやフィリピンやベトナムに面接に行かないといけないかもしれません。
考えただけで、かなり手間がかかるなと思いました。
その後、実際にインドネシアまで行って、病院説明会を開いて、EPAインドネシ人を採用しました。
それから3年が経ち、採用した人が良かったのかもしれませんが、日本人より真面目で丁寧に物腰柔らかく仕事をしてくれている姿を見ると、採用して良かったなとつくづく思います。
(ただ、4年目に一人退職することになり、今までの努力が無駄になってしまいました。
そういうリスクがあるのも怖いことで、想定しておかないといけません。)
このカテゴリーでは、EPA外国人看護師候補者の採用に関する全てを紹介していきます。
EPA外国人看護師候補者の採用を検討している病院関係の皆様の役に立てればと思いっております。