各病院や診療所やクリニックの医療事務の求人を見ると医療事務2級以上とか、3級以上の資格が必要であるとか。
病院での医療事務や受付業務経験者を希望と記載されているケースが多いようです。
確かに、医療事務の業務は、健康保険等の社会保険をはじめ、老人医療や公費負担制度などの、複雑な医療保険制度等の内容を正確に理解する事が必要です。
そして、的確かつスピーディーに、医療保険請求事務を行える事が必要です。
医療制度や保険業務やレセプト記載や診療報酬点数算定や医事コンピューターの操作等の知識や経験や資格があった方が、入社後の教育が非常に楽になります。
即戦力になり、教える手間が省けて、助かると言うことです。
医療事務の経験や資格がある方が知識を教える手間が省けるので助かる
その為に、経験や知識や資格を持った方を多くの病院や診療所やクリニックの理事長や院長や事務長等の求人担当者が希望します。
よって、医療事務の資格や経験を持った方のほうが全く未経験者より、就職転職活動を有利に進める事が出来ます。
しかし、医療事務のハローワーク等に求人を出すときに全く未経験でもかまわないと伝えている病院もあります。
その理由は、経験や知識や資格が ある普通の能力を持った方よりも、未経験でも、優秀な能力やセンスや魅力を持った方を採用した方が将来、貴重な戦力として、成長してくれる可能性が高い。
と思っているからです。
ただ、未経験OKだから就職しやすいというのは大間違いです。
未経験でもOKな分、能力が高いか、性格は良いか、印象は良いか等々採用面接試験で、厳しく選考しています。
よって、ある病院ではいい人がいなければ、医療事務求人に応募してくれた人全員を不採用にすることもあります。
(なかなかそこまで徹底して選考している病院はないと思いますが)
ある病院では、一番多い時は、70名たて続けに不採用にして71人目にようやく採用内定者を決定することが出来たと聞きました。
能力が高ければ経験が無くても就職や転職できる
よって、医療事務の就職や転職に資格や経験や知識は必要であるか?
という質問については、高い能力やすばらしいセンスや相手を虜にする魅力や人を引き付ける容姿を持った方であれば、なくても大丈夫だと思います。
逆に、何一つ持っていない方であれば、資格や経験や知識がないと医療事務での就職や転職は難しいと思われます。
先日、ある病院で面接をした方は、大学を卒業して、就職活動に失敗し、就職できなかったようです。
そしてニチイ学館の医療事務講座を受講して、医療事務の資格を取得してニチイ学館の派遣社員として、数年間経験を手に入れる為に働いたようです。
その後、紹介会社に登録して、医療事務の正社員求人を紹介してもらい、見事内定を勝ち取ったという事でした。
医療事務の資格や経験を持った方が、有利に就職転職活動を行う事が出来るという事は、間違いありません。
ただ、能力が高い方は、資格や経験がないデメリットを跳ね返す事が出来るはずですので、どんどん挑戦すればいいと思います。
特に、現在のように、景気がいい時は、医療事務で就職したいと希望する方も少ないので、就職するチャンスです。