私は子供のころは、体が弱く学校を休むことが多かったです。
体が弱かったので、サッカーや野球などのスポーツもきっちりやったことがなく、空手や柔道などの格闘技もやろうと思ったこともなかったので、ヒョロヒョロの体をしていました。
よって、けんかをしても負けることが多く、自分が正しいのに暴力や力に屈して、自分の正義を貫けない悔しい思いをたくさんしました。
ようは自分が納得できない理不尽なことをされても、怒ったら、殴られたり蹴られたりして、泣かされて自分の正当性を貫くことが出来ませんでした。
子供のころは自分が正しいのに暴力や力に屈して
ですので、いやなことをされてもニコニコ笑うか、泣くしか手段がありませんでした。
よって、子供のころは楽しくない思い出もたくさんありますし、学校に行きたくないなと思ったこともたくさんあります。
そんな中なぜ学校に行くのをやめなかったのかというと、自分がいじめられたりしていることを親に知られたくなかったからです。
ですので、私が本当に追い込まれていたら、学校に行かない選択肢が自分の中でないのであれば、最悪自殺にまで追い込まれていたかもしれないなと思います。
自分が悪くないのに、自殺まで追い込まれるなんて理不尽です。
そんな私も31歳で空手に出会い、非常につらい稽古を耐え抜きましたが、現在では空手歴12年で、黒帯になり、黒帯の部で大会に出ても上位入賞が出来るレベルになりました。
そして、空手道場の監督も任されるようになりました。
肉体的にかなり強くなりましたが、実際に空手を本気でやってみて、分かったことが一つあります。
それは、空手を本気でやったら肉体的にだけでなく、精神的に恐ろしく強くなれるということです。
私は仕事では部長職をしていますが、空手をする前やまだまだ弱かった時期は、トラブルが起きて起きてややこしそうな人だなとか、怖そうな人だなと感じるような相手だった場合、非常に対応するのが嫌だったり、初めからビビっていました。
空手で肉体的に精神的に強くなれる
ところが、空手で強くなってくるとそういうフィルターがなくなり、平常心で対応できるようになってきました。
そうなってくるとトラブルや問題が起きても、気持ちに余裕があるので冷静に判断や対応が出来るようになって、よほどの困難なトラブルでない限り簡単に解決できるようになってきました。
空手で強くなるためには、それまでに自分より強い相手と組手をして、毎回のようにボコボコにやられる経験をしなければなりません。
大会に出たら、自分より強い人かもしれない人と本気で戦わなければなりません。
毎回、組手でボコボコにやられる人と対戦する苦痛から逃げないことで強い精神力が手に入るということです。
そして、本気で強くなるためには、倒れるぐらいの厳しい稽古が必要になります。
そういう経験をしたら誰だって肉体的に精神的に強くなれるはずです。
私は、最近思うのですが、親が小さいころから私を肉体的に精神的に強く育てる方針で、空手などをやらせていたら、もっと子供時代も思い出が楽しいものだったに違いないと考えることが多いです。
暴力に屈することがないので、自分が正しいと思うことを貫けるからです。
いじめられた悔しい思い出もなかったはずです。
いじめられない精神的肉体的に強い子供に育てる
そう考えて、自分の子供たちは全員幼稚園の年長から、小学校6年生までは空手を絶対にやらせることに決めました。
(実際に長男が、幼稚園の年中の時に運動会の休憩時間中に同級生に追い掛け回されたり、体が大きい子に殴られて泣いたのを見たときに、絶対に強い子供に育てると心に誓いました。)
そして、私が肉体的な強さや精神的な強さを叩き込むと決意しました。
現在、長男は中学校2年生、次男は小学校6年生、長女は小学校4年生ですが、今のところいじめられて学校に行かないというそぶりを見せたことはありません。
実際に空手の大会でも長男は小学校4年生から7大会連続優勝です。
去年の大会では決勝戦で一学年上の子を中段突きでダメージで戦闘不能にしていました。
次男も去年小学校5年生で、初優勝です。
長女も小学校2年生の時に団体戦で低学年の部でMVPを取りました。
子供時代喧嘩が弱くて、いじめられた私の子供とは思えない活躍ぶりです。
よって、私の出した結論は、空手でいじめられない肉体的に精神的に強い子供を作れるということです。
このページでは、私が子供たちをここまで育てた方法やノウハウを紹介します。