住宅ローンやフラット35の繰上げ返済(繰り上げ返済)とは、通常の返済とは別に、いくらかのまとまったお金で住宅ローンやマイホームローンやフラット35の元金を返済することです。
元金を減らすことで、住宅ローンの返済期間を短縮したり、毎月の返済額を少なくする事が出来ます。
住宅ローンやフラット35の繰り上げ返済は、とても金融効果のメリットが高いです。
よって、住宅ローンを抱えている人の場合、まとまった資金があったら、銀行預金や投資信託などの金融商品を購入するよりも、住宅ローンの繰り上げ返済をした方が断然お得です。
その理由は、投資や預金をしてもらえる利息や配当よりも、住宅ローン金利の方が高いので、繰り上げ返済したほうがメリットがあり、より確実で金融効果の高い資金の使い方であるといえます。
具体例で住宅ローン繰り上げ返済のメリットを
例えば、 住宅ローンやフラット35の借入残高3000万円、金利3%、返済期間35年の場合で考えてみます。
5年後に100万円を繰り上げ返済した場合で見てみると・・・。
【期間短縮型の場合】
・総支払額の軽減額は約140万円。
・短縮期間は1年8ヶ月。
【返済額軽減型の場合】
・総支払額の軽減額は約52万円。
・毎月の返済は11万5千円から11万1千円に。
になります。
100万円投資して140万円稼ぐなんて夢のような話です。
よって、住宅ローンやフラット35の繰り上げ返済の効果が非常に高い事が分かります。
ちなみに、上記例で紹介したとおり「期間短縮型」と「返済額軽減型」では、 「期間短縮型」の方が、利息負担軽減額が大きくメリットがあります。
ですから、一般的には繰り上げ返済をする場合には「期間短縮型」がオススメです。
ただ、「返済額軽減型」を選択したほうがいい場合もあります。
例えば、固定金利期間選択型の住宅ローンなどは、固定期間が終了して金利が上がる場合があります。
そのときには毎月の返済額がドーンと上がってしまい、返済が厳しくなるときがあります。
こんなとき「返済額軽減型」の繰上げ返済をして、毎月の支払の負担を抑えるのが家計への影響が少なくて良いと思います。
ですから、住宅ローンやフラット35の繰り上げ返済の資金があるとき、金利変更により毎月の返済額がそれほど増えないのなら「期間短縮型」、毎月の返済額が大きく増えそうなら「返済額軽減型」を選択するなど、柔軟に考えるといいと思います。
私が住宅ローンの繰り上げ返済をしない訳
ちなみに私の場合はと言うと、レオハウス住宅を購入した時の融資残高が現在2500万円ぐらいあります。
優良住宅ローンのフラット35を利用したのですが、現在、預金や保険や株資産で1000万円以上の資産があります。
しかし、ここで説明したように繰り上げ返済はしません。
月々9万円超の返済をしているだけです。
自分でメリットが大きいと言いながら何故しないのかと言うと答えは簡単です。
自分で運用したほうがもっと利益が大きいと考えてるからです。
そして、これから6年後に次々に3人の子供たちが大学や大学院に進学するからです。
その時に、借り入れをしないといけない可能性が高いので、低利で固定金利の住宅ローンを繰り上げ返済せずに、資金を運用して、資産を増やしていこうと考えています。
上手いくかどうかはこれから次第ですが、こういう考えもあると言うことは理解してください。